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レンチンググループ/不織布用原料がアジアで伸長/衛生用品需要拡大後押し

2021年08月17日 (火曜日)

 レンチンググループ(オーストリア)が展開する不織布原料「ヴェオセル」がアジア市場で急成長している。同社によると新型コロナウイルス禍前と比較して2桁の伸びを記録した。衛生用品需要の拡大に後押しされており、個人向け衛生分野での継続成長に期待をかける。

 ヴェオセルは、アジアではフェイシャルシートマスクブランドなどに採用されている。これらの商品は自然な滑らかさと清潔さ、安全性が特徴となっているだけでなく、環境にも配慮。韓国ではヴェオセル100%のトップシートを使った生理用ナプキンなどが販売されている。

 世界の衛生用品市場は2022年までに925億ドルに拡大するとされ、フェイシャルシートマスク市場は30年までに140億ドルに達すると予想されている。特に東南アジアではビューティーケア製品が浸透しつつあり、レンチングはこの地域でパートナーと顧客のネットワークを積極拡大する。

 ヴェオセルブランドの繊維は、使い捨てプラスチック製品に代わる持続可能な素材として、21年6月に欧州委員会の「使い捨てプラスチック(SUP)指令」で承認されており、アジアでのビジネスの機会も広がっている。