菅公学生服/オンライン工場見学を開始/子供たちの学び支援

2021年09月06日 (月曜日)

 菅公学生服は10月1日、セーラー服を製造する倉敷工場(岡山県倉敷市)でオンライン工場見学の受け入れを開始する。対象は、同社が制服を納入している中学、高校の生徒。併せて、小学生向けの見学動画も9月1日から配信している。

 創業の地で最も歴史がある倉敷工場では例年、約30校、2500人以上の学生の見学に対応してきたが、昨年からは新型コロナウイルス禍で受け入れを控えている。そのため、子供たちの学びの支援に向けてオンラインの対応をスタートする。

 本社と倉敷工場をオンラインで学校とつなぎ、工場の様子をライブ配信。社員とのトークセッションなども行う。制服の生産の流れやモノ作りに込められた思い、働くことの意義や必要な力を学ぶ場を提供し、「“もの作り”を通じた“ひと作り”」として実施する。

 小学生向けの見学の動画は、自社サイトと動画配信サービス「ユーチューブ」で公開。同社の歴史、倉敷工場のセーラー服の生産工程、SDGs(持続可能な開発目標)についてクイズを交え、15分間で楽しく学べる。

 動画は、地元岡山だけでなく全国の小学校の社会科見学や家庭科の教材としても活用を見込む。