三陽商会「ポール・スチュアート」/女性ユーザーの声を反映/キャリア層に新ジャケット

2021年09月09日 (木曜日)

 三陽商会が展開する婦人服「ポール・スチュアート」は8日、新常態のニーズに対応するジャケットを発売した。同社の会員制度「サンヨー・メンバーシップ」から女性の意見や要望を聞き、リモートワークやオフィスでも着用できるジャケットを開発した。

 セットアップや単品コーディネートでも使いやすいデザインで、リモートワーク時には羽織り感覚で着用可能。軽くシワになりにくいジャージー素材を採用した。脱ぎ着しても静電気が起きにくい静電テープを使用し、カラーはモニター越しでも顔映りの良いベージュと、ベーシックなネービーの2色を用意した。価格は5万9400円。

 同ブランドは、フォーマルライクなビジネス用ジャケットに強みがあったが、生活様式が変化し、新たなジャケットを提案するに至った。外出制限のあった21春夏シーズンにおいても、予想を反してジャケットのニーズが高かったことから、女性ユーザーを対象に新常態におけるアンケートを実施した。

 同会員から「きちんとした印象がありつつ快適な着心地のジャケット」「スーツでも単品でも着回せるジャケット」「カーディガンのように羽織れる軽いジャケット」を求める傾向が強いことが分かった。

 ジャケットと合わせることができるスカート(3万6300円)も提案し、セットアップ需要にも対応した。