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帝人フロンティア/下半期はコロナ前の水準へ/バグや中わたで新商品

2021年09月09日 (木曜日)

 帝人フロンティアの機能資材本部が展開する不織布関連事業は、下半期(2021年10月~22年3月)に新型コロナウイルス禍前の水準に戻す計画だ。上半期(4~9月)は90%の水準になる見通しで、下半期は特徴ある素材を生かした商品の投入でさらなる回復を狙う。

 不織布関連事業は環境関連と機能資材に注力している。上半期は、環境関連でRO膜の基材に使われる湿式不織布が順調に伸び、バグフィルターも回復基調となった。機能資材は電磁波シールドなどが安定して推移した。両分野とも新型コロナ禍前の90%の水準に戻った。

 下半期は新型コロナ禍前の水準に戻す。環境関連は、引き続き水処理用の拡大を見込むとともに、独自商品の投入を加速する。

 メタ系アラミド繊維「コーネックス」を使ったバグフィルターでは、耐酸性を高めた商品とコーティングで捕集効率を高めた商品を新たに開発し、下半期から本格展開する。

 衣料用途では、再生ポリエステル「エコペット」と旭化成の「ベンベルグ」を組み合わせた中わたの展開を始める。エコペットは異形断面や中空タイプなども用意し、ダウンウエアを中心に、22秋冬向けから提案を開始する。

 超極細ポリエステル「ナノフロント」を使った商品にも力を入れる。高い捕集性能を生かしたエアフィルターでの展開に加え、排水対策などでの提案も行う。マスクやワイピングなどの用途にも注力し、下半期は20~30%の拡販を狙う。環境対応として、ナノフロントの再生ポリエステル化も進めていく。

 機能資材では、「ベルオアシス」の用途拡大に注力する。高い吸水性などの特徴を生かし、油水分離フィルターや衛生材料などの用途を狙うほか、吸水性の高い土のうなど災害対策関連も狙う。