インド/繊維製品の生産奨励制度の予算承認/5年で約1600億円

2021年09月15日 (水曜日)

 インド政府は8日、人工繊維・産業用繊維製品を対象とする国内生産振興策「生産連動型奨励(PLI)制度」の予算を承認した。奨励金の予算は5年間で1068億3千万ルピー(約1600億円)。対象製品を生産するために10億ルピー以上の投資を行う企業が、奨励金支給の対象となる。

 インフラ、自動車、航空宇宙、防衛、衛生関連など幅広い分野で使われる産業用繊維や、人工繊維など10種類の製品の生産に奨励金を支給する。投資額に応じて、2種類の枠組みで企業から参加申請を受け付ける。第1部は、工場、機械、設備、土木工事(土地取得費用と管理棟の費用除く)に30億ルピー以上の投資を確約する企業が対象。第2部は、10億ルピー以上の投資が条件となる。

 政府は奨励金支給により5年間に1900億ルピーを超える新規投資で、生産高の3兆ルピー余りの上乗せを期待。75万人の直接雇用の創出も見込む。

 工場の設置場所では、「ティア3~4」と呼ばれる小都市と農村部を優先する方針だ。政府は特に、西部グジャラート州やマハラシュトラ州、南部タミルナド州、テランガナ州、アンドラプラデシュ州、北部パンジャブ州、ウッタルプラデシュ州、東部オディシャ(オリッサ)州への投資を見込んでいる。

 PLI制度は昨年、製造業の振興と輸出の拡大を目的に始動した。携帯電話・電子部品、自動車・自動車部品、高度な化学電子、医薬品などの13分野が対象となっている。

[NNA]