西印度諸島海島綿協会/一般社団法人として始動/持続的な発展を目指す

2021年09月16日 (木曜日)

 西印度諸島海島綿協会は14日、設立総会を東京都内で開催した。協同組合西印度諸島海島綿協会から一般社団法人へと登記変更し、7月1日に会員36社で新たなスタートを切った。八木原保理事長は「(新型コロナウイルス禍で)100年に一度の危機の中での船出となった。新体制の下で持続的発展を目指す」とあいさつした。

 前身の協同組合西印度諸島海島綿協会は1976年に立ち上がり、まだ日本で知られていなかった海島綿のブランディングから始めた。組合員に向けた事業運営が主体のため、入会資格や組合員以外への海島綿の販売などに制約があった。一般社団法人化によってマーケティングや販売促進活動を加速する。

 同協会の活動は「シーアイランドコットンの普及活動をメインとした認知獲得のための広報活動と商標管理を中心としたトレーサビリティー管理」が主体になる。役員は八木原理事長のほか、中西一氏(ブルーミング中西社長)が副理事長を務める。

 設立総会には駐日ジャマイカ大使のショーナ‐ケイ・M・リチャーズ氏、TSIホールディングスの三宅正彦名誉顧問らが出席した。