中国・繊維アパレル企業の21年1~6月業績(10) 化繊

2021年09月22日 (水曜日)

ほとんどが大幅増収増益

 中国の化繊企業28社(ポリエステル13社、ナイロン3社、レーヨン8社、アクリル1社、スパンデックス2社、ポリビニルアルコール1社)の2021年1~6月業績は、大部分が前年同期に比べ大幅増収増益だった。ポリエステルは好調を維持、ナイロンは利益率が大幅に改善し、レーヨンはほとんどの企業が黒字転換した。

 ポリエステル最大手の恒力石化は、売上高が1046億元、純利益が86億元で、前年同期に比べそれぞれ55・3%、56・7%増えた。

 パラキシレン(PX)から高純度テレフタル酸(PTA)、PET、ポリエステル関連製品まで一貫生産する栄盛石化は、売上高が844億元、純利益は66億元で、各67・9%、104・7%増えた。

 PXからPTA、PET、加工糸まで一貫生産する恒逸石化は、売上高が609億元、純利益が22億元で、それぞれ54・6%、17%増えた。

 ナイロンの長繊維から加工糸までを展開する華鼎は、純利益が1億7201万元で2・5倍になった。売上高も51億元で、6・9%増えた。大幅増益の要因は、販売拡大と製品価格を上げたこと。

 レーヨン最大手の中泰化学は、売上高が307億元で26・1%減った。純利益は17億元で、前年同期の赤字(純損失2億7562万元)から黒字に転換した。

 三友化工も純利益が12億元で、前年同期の赤字(純損失2億6935万元)から黒字転換した。

 総合石油化学メーカーの上海石化は、純利益が15億元で、前年同期の赤字(24億元)から黒字に転じた。売上高は4・1%増の371億元。うち、アクリルなどの合繊の売上高は、7億3145万元で1・49%増えた。

 世界的に需要が拡大しているスパンデックスは、2社とも絶好調だった。最大手の華峰化学は、売上高が129億元、純利益が39億元で、それぞれ2・1倍、5・8倍だった。

 泰和新材も売上高が21億元、純利益が4億4038万元で、各2倍弱、3・6倍になった。

(上海支局)