繊維ニュース

東洋紡「COCOMI」/この2年で用途広がる/サイクリストへPR強化

2021年09月29日 (水曜日)

 東洋紡はスマートウエア向け導電素材「COCOMI(ココミ)」で、サイクリスト向けに「COCOMIサイクリングアンダーシャツ」を発売するなどこの2年間でバリエーションを拡大してきた。

 ココミは優れた導電性能を持つ厚さ0・3ミリのフレキシブルなフィルム状導電素材。体の動きにフィットするため、生体情報を安定的に測定できるほか、着心地のよいスマートウエアを商品化できる。

 動物向けの販売が先行しており、動物向けのセンサーソフトウエアを展開するアニコール(横浜市)が競走馬の心拍数を測定するための腹帯カバーにココミを採用する。

 新型コロナウイルス禍で海外市場の開拓は当初計画通りには進んでいないものの、豪州やUAE(ドバイ)などの競走馬をターゲットにアニコールが市場開拓に取り組む。

 動物分野では、乳牛や肉牛で成長に合わせたきめ細かなケアを行うため、競走馬と同様に腹帯のニーズがあるとみて、早ければ「来年から販売を始めたい」(生活・環境生産技術部の表雄一郎主幹)考えだ。

 一方、サイクリスト向けには心拍数などの生体情報を取るためにベルト型のウエアラブルが普及していると言う。

 ウエア型を浸透させるため、今年7月下旬に開かれた「サイクルモードライド大阪2021」にココミを出展したところ、数百人が同社ブースに来場した。

 今後も展示会への出展やロードレース関連のイベントでココミのPRに取り組むとともに、プロのロードレーサーをターゲットに紹介・宣伝する取り組みを検討する。