帝人フロンティア 「ウイルサラバ」/抗ウイルスと抗菌・防臭を両立/25年度で1億5千万円

2021年09月29日 (水曜日)

 帝人フロンティアは抗ウイルス性能と抗菌・防臭性能を併せ持つ寝装寝具向けのポリエステル原綿を開発し「ウイルサラバ」ブランドで販売する。

 2020年7月から抗ウイルス性能を有するカーテン向けの生地としてウイルサラバを販売してきたが、新型コロナウイルス禍において拡大する抗ウイルス性能へのニーズに幅広く対応していくため、原綿タイプを開発した。

 寝装寝具向けのポリエステル原綿として世界で初めて抗ウイルス性能と抗菌・防臭性能を両立させた素材としており、22春夏からふとんや枕、クッション用中わたとして販売する。

 中空でランダムなスパイラル構造を持たせてあり、かさ高、軽さに優れているのも特徴。原料にリサイクルポリエステル「エコペット」を使用する。

 抗ウイルス性能を有するインテリア・寝装寝具向けの素材から製品に至る総合ブランドとしてウイルサラバを展開。21年度で3700万円、25年度で1億5千万円の売り上げを計画する。