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帝人商事〈上海〉/OEMの“内販シフト”進める/ネット通販ブランドを新規開拓

2021年10月04日 (月曜日)

 【上海支局】帝人フロンティアの中国法人、帝人商事〈上海〉が環境変化に対応し、製品OEM/ODMの日本向けから中国内販へのシフトを進めている。ネット通販ブランドなどの新規顧客の開拓で、成果を上げている。

 同社の製品OEM/ODMはこれまで、日本向けが中心だったが、日本のアパレル市場が厳しく、顧客の日本のブランドが直貿志向を強める中で、ここ数年縮小を余儀なくされてきた。そこで昨年秋から、内販へのシフトを始めた。「内販に軸足を移していく。そのための人材も採用した」(治田兼一董事長)。

 衣料関係の内販は、これまで生地の割合が圧倒的で、OEM/ODMは小さかった。生地内販の顧客は地場や日系の大手スポーツブランドだが、OEM/ODMではネット通販を中心としたカジュアルブランドの開拓が進んでいる。

 これらの顧客は組織がまだ小さく、商社の機能を求めているようだ。「情報収集力と素材、企画・デザイン、生産管理の強みに加え“帝人ブランド”が武器だ。まだまだ伸ばせる」と治田董事長は話す。

 オーダー規模は、100~300着程度が多い。製品のアイデアを顧客からヒアリングした後、生地からデザイン、製品まで全て同社が担当している。