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繊維製造技術で山口県知事賞/サンライン

2021年10月05日 (火曜日)

 釣り糸など繊維の製造販売、サンライン(山口県岩国市)はこのほど、「大気圧低温プラズマを利用した繊維製造技術の開発」が同県主催の「第13回山口県産業技術振興奨励賞」で県知事賞を受賞した。

 同技術開発は繊維状物質を表面処理する「大気圧低温プラズマ処理技術(プラズマライズ)」というもので、これまで困難だった繊維状物質を大気圧下で連続的に表面改質ができる。低温処理ができ、薬品を使用しないことで、人と自然に優しい繊維製造プロセスを実現した。

 これにより釣り糸をはじめ繊維の親水化や耐久性向上、接着性向上などの高機能化が可能。従来に比べ5倍以上の耐久性がある釣り糸など、他社にはない特徴を持った製品の開発に成功した。

 今後は、産業資材用繊維の高機能化・環境性能の向上や、繊維製造で培った大気圧低温プラズマ技術を発展させることで、殺菌・抗菌化や植物工場への応用など新興分野への展開が期待される。