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ユニチカトレーディング/バイオ由来のナイロン生地販売/婦人カジュアルで22秋冬から

2021年10月13日 (水曜日)

 ユニチカトレーディングは、部分バイオマス由来原料のナイロン56を使った生地「ビーメックスエコプラス」の販売を始める。ナイロン特有のぬめり感に加え、ハリ・コシなどの特徴を持つ。22秋冬の婦人アウターカジュアル市場への提案を皮切りに、紳士やスポーツ分野にも広げる。

 ナイロン56は、ナイロン6とほぼ同等の糸物性を持ちながら、染色性は濃染傾向で発色性が良く、吸湿性能にも優れている。ビーメックスエコプラスに使うナイロン56は植物のでんぷんを原料にしたペンタメチレンジアミンと通常のアジピン酸で製造しており、バイオマス比率は45%となる。

 外部から調達したナイロンわたを子会社のユニチカスピニングで紡績して独自性を出す。100%や綿混が主体で、糸種は30番単、40番単糸が中心。織物とニットで展開するが、一般的なナイロン生地と比べてカジュアルな表現ができる。ナイロン短繊維の展開は少なく、目新しさも訴える。

 価格は1メートル当たり千~1500円(アパレル入り)。22秋冬から婦人アウターカジュアルを軸に提案を始め、用途を順次拡大する。物性的に問題がなければユニフォーム用途でも訴求する。サステナブル繊維営業第一部大阪テキスタイル課として初年度2千反の販売を目指す。

 ビーメックスエコプラスは21、22日に東京都港区のふくい南青山291で開催する「2022―23年秋冬・レディス素材商談会」で紹介する。商談会では天然繊維に近い風合いの「ゼットテンNR」、高発色性ポリエステル「モニカ」、ソフトタッチポリエステル「テイスティ」なども並べる。