繊維ニュース

LIVING-BIZ vol.75(11)/レンチング/シタテル

2021年10月18日 (月曜日)

〈レンチング/ホテルタオルに「テンセル」/アスコット丸の内東京が採用〉

 レンチングのHWMレーヨン「テンセル」モダールが、アスコット社(シンガポール)が運営する高級ホテル、アスコット丸の内東京(東京都千代田区)のアメニティータオルに採用された。テンセルがホテルのアメニティータオルに採用されるのは国内では初となる。

 天然の木材を原料にし、植林計画と合わせた資源活用や生産プロセスでの水使用量の削減、生分解を持つなどテンセルの環境に配慮した特性が評価された。今治産地でタオルを生産し、リネンサプライは新日本ウエックス(名古屋市港区)が担う。クリーニング工場から出る洗濯排水は飲用可能なレベルまで再生する。1日から全室を対象に順次、タオルの入れ替えを実施し、サステイナブルコンシャス宿泊プラン「グリーンステイwithアスコット丸の内東京」には先行導入した。

 今回のアメニティータオル採用を記念して、「グリーンステイwithアスコット丸の内東京」プランに1泊2日で招待する「宿泊モニター募集キャンペーン」を1日から会員制交流サイト「インスタグラム」テンセル公式アカウントを通じて実施している。

〈シタテル/ホテルグッズの制作支援/サプライヤーネットワーク生かす〉

 衣服・ライフスタイル製品生産のプラットフォーム事業をするシタテル(熊本市)は、寝装品などホテルのオリジナルグッズ制作でも力を発揮している。このほど、話題の次世代型ライフスタイルホテル「シークエンス ミヤシタパーク」(東京都渋谷区)でも手掛けたことを公表した。

 同ホテルは昨年、渋谷区立宮下公園の再開発事業で誕生した公園・商業施設・ホテル一体型の複合施設「ミヤシタパーク」に開業。「ホテル時間の過ごし方を体験」してもらうという考えから、オリジナルホテルグッズの制作に至った。

 ホテルの新規開業では、一般的に内装インテリアなど建物設備に重きが置かれがちだが、同ホテルは宿泊客が直接触れる備品も重視。シタテルは、多様な業種・業態のオリジナル雑貨、ライフスタイル系ホテルの館内着やグッズなどの制作支援で培ってきた知見を生かしながら、保有するサプライヤーネットワークを活用しサポートした。

 クッション、ベッドスロー、フットスロー、ドライヤーカバーを制作。形のない体験価値を創出するため、縫製技術の高さはもちろん、ファスナーの仕上げや素材、タグ、クッションの肌触り、ハンデキャップがある人でも使いやすいデザインなど、徹底して細部にこだわったという。