繊維ニュース

テイジン・ポリエステル〈タイランド〉/再生ポリ長用チップの生産開始/タイ産リサイクル原料を使用

2021年10月19日 (火曜日)

 帝人フロンティアのグループ会社であるテイジン・ポリエステル〈タイランド〉(TPL)は、タイ国産のリサイクル原料(ボトルフレークス)を使用し高品質なポリエステル長繊維の生産に用いるマテリアルリサイクルチップの製造設備を新設し2022年1月から稼働させる。

 近年、環境に対する世界的な意識の高まりにつれてリサイクル素材を使用する製品へのニーズが飛躍的に増加しており、ポリエステル短繊維に加え同長繊維でもリサイクル素材の需要が増大している。

 同社は新たなリサイクルポリエステル原料の調達先を探索してきたが、タイ近辺では高品質のボトルフレークスを安定的に確保することが難しいという問題があった。

 このため、ポリエステル繊維製造の中核拠点であるTPLに洗浄設備や最新型のリペレット機(リサイクル原料から異物を取り除きチップ上に成型生産する機械)を導入。

 ボトルフレークスやリサイクルチップに関する独自の品質管理技術、リサイクル繊維の生産技術を駆使することで、タイ国産のボトルフレークスから高品質な長繊維用マテリアルリサイクルチップの生産が可能になったという。

 帝人フロンティアがこのリサイクルチップで生産するポリエステルを「エコペット」ブランドで展開する。25年度には年産7千トン体制を構築する。