メッセ・デュッセルドルフ/オンラインコンテンツ充実/「A+A」開幕

2021年10月27日 (水曜日)

 世界最大の労働安全衛生分野の見本市「A+A2021 国際労働安全機材・技術展」がドイツのデュッセルドルフで26日開幕した。新型コロナウイルス感染防止のため前回より規模は縮小したが、オンライン展「A+Aコネクテッド」を併催し、コンテンツを拡充させる。主催のメッセ・デュッセルドルフに見どころを聞いた。

 今回展の出展者数は千社で前回(2千社)からほぼ半減。日本からは例年15社ほどが出展しているが、今回は7社、うち4社が日本から渡航して参加する。国別ではドイツが319社で、グローバル1位を維持。アジアでは台湾48社、韓国23社と健闘している。

 今回展は五つのトレンド・テーマを掲げる。「サステナビリティ」「デジタルパフォーマンス」「フューチャー・ソリューション」「新しい仕事」、そして「衛生とパンデミック」。

 同展におけるサステナビリティは「人、地球、気候に対する責任を果たしつつ、持続可能なガバナンスを実現する」ことを主眼に、循環型経済、デューデリジェンス法といったトピックスを取り上げる。

 衛生とパンデミックでは、自分自身や同僚を守るにはどうすれば良いのか、感染症のパンデミック(世界的大流行)から得た経験が明日の予防策を形作ることになるのか。トレンドフォーラムでは、アプローチや製品についての情報、関連する講演が行われる。

 オンラインでは出展者のデータベース、および30分程度の製品プレゼンテーションを公開する。ステージプログラムの一部を無料で生配信する。パワードスーツのデモンストレーション、スタートアップ企業のプレゼンテーションなど来場者が集まりそうなブースもオンラインなら安心だ。

 現地の近況について、小原暁子メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン社長は「8月にドイツ政府による『3Gルール』の導入、渡航制限の緩和などによって、今秋から事業再開ができるようになった」と話す。A+Aの今後について、「リアル重視という本社の方針は変わらないが、パンデミックなどの再来に備え、セーフティーネットとしてのオンラインについては今後も投資を継続する。引き続き専門性を磨き、本当に見たいものに出会える展示会を追求していく」としている。会期は29日まで。