ポリカーボネート樹脂を値上げ/帝人

2021年10月27日 (水曜日)

 帝人はリン系難燃剤を使用するポリカーボネート樹脂を11月1日出荷分から値上げする。リン系難燃剤の粗原料価格の急騰、ポリカ樹脂の主原料の高止まりによってコストアップを強いられており、自助努力だけでこれらを吸収するのは難しいと判断した。

 上げ幅は国内(1キロ当たり)の「パンライト」リン系難燃グレードが10円以上、「マルチロン」同グレードが30円以上。海外(1トン当たり)の「パンライト」同グレードが100ドル以上、「マルチロン」同グレードが300ドル以上。