繊維ニュース

クラボウのユニフォーム素材/リビング分野にも投入/防炎やアップサイクル素材を

2021年10月28日 (木曜日)

 クラボウの繊維事業部ユニフォーム部は、ユニフォームで実績のある機能素材をリビング分野にも投入する。その一つとして防炎素材「ブレバノ」シリーズにリビング製品向けの「ブレバノルーム」をラインアップした。防炎難燃製品の市場拡大が期待できる一般家庭向けでの販売拡大を目指す。

 現在、高層建築物や地下街ではカーテンやカーペットなどリビング製品には防炎製品を使用することが消防法で義務付けられている。劇場や宿泊施設、商業施設なども政令で防炎商品の使用が定められている。加えて最近では安全意識の高まりから一般家庭でも防炎製品の使用が徐々に増えており、市場拡大が期待される。インテリアメーカーも防炎製品の販売比率を高める方向にある。

 こうした動きを受けて、クラボウはリビング製品向けに「ブレバノルーム」シリーズを打ち出す。ブレバノは難燃性のあるモダクリル繊維と綿を混紡した素材のため、防炎性と綿の自然で優しい風合いを両立できることを生かし、カーテンのほか、ソファ張地・カバーやクッションの“側”・カバーなどに提案する。現在はユニフォーム課に統合されている旧リビング製品課がブレバノを使った寝装品などを手掛けてきた実績を改めて生かす。

 そのほか、有害性が懸念されるペオフルオロオクタン酸(PFOA)とペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)非使用の撥水(はっすい)加工「ウォーターシェル」、抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」、裁断くずを反毛して紡績原料にアップサイクルする「ループラス」もリビング製品用途に積極的に提案する。