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三陽商会 婦人服22春夏シーズン/ビジネス、セレモニー需要へシフト/イージーケアは必須に

2021年10月29日 (金曜日)

 三陽商会は、婦人服におけるビジネスやセレモニー需要の回復を見込み、機能素材のジャケットやワンピース、高感度のニットウエアといった商品を増やす。昨年から在宅勤務を意識したカジュアルウエアを強化していたが、22春夏シーズンは商品MDをビジネス寄りにシフトする。

 キャリア層に向けたブランド「エポカ」では、カジュアルウエアの品番を減らし、ビジネスやセレモニー企画を拡充。手洗い可能なテーラードジャケットやスカート、加えて上質ニット素材のセーラーカラードレスやボーダー柄のプルオーバーを投入する。

 企画を担当する同社の森雅史氏は「ニットウエアのトータルコーディネートシリーズ“ラ・マリア”を前面に打ち出す」と話す。ラ・マリアは、ベーシックなマリンテイストのデザインでまとめている。

 今年に入り「ビジネス需要は減ると予測したが、ジャケットやエレガントなニットウエアを狙って来店する顧客が増えた。来春のスプリングコート商戦にも期待したい」と説明している。自社工場のサンヨーソーイング青森ファクトリーで縫製した、ドレス感覚で着用できるトレンチコートも提案。色柄や素材選定でブランドの個性を強めた格好だ。

 ビジネス需要に強みのある「ポール・スチュアート」では、セットアップやブラウスに代表される中軽衣料を強化するほか、今年に入り前期比20%増ペースで推移するパターンオーダー(PO)で、来春のビジネス需要に対応する。

 家庭洗濯ができるジャケットやパンツ、ジョーゼット生地のブラウスセットアップなど、イージーケア、着心地を重視した商品も特徴になった。ジャケットには、植物や花柄などさまざまなプリントアイテムを合わせる。シックなプリント物は、マンスリーで展開する。