中国アパレル企業の21年7~9月業績(3)カジュアル・キッズ

2021年11月17日 (水曜日)

カジュアルまだら、キッズ全社赤字

 中国のカジュアル5社とキッズ3社の2021年7~9月業績は、カジュアルがまだら模様、キッズは全社が赤字だった。

 カジュアル「センマー」と子供服「バラバラ」を展開する浙江森馬服飾は、売上高が35億元で前年同期に比べ5・7%減ったが、純利益は2億7759万元で42・9%増えた。

 「ピースバード」や「楽町」を手掛ける太平鳥は、売上高が24億元で3・9%増えたが、純利益は1億4275万元で24・7%減った。減益の要因は7月以降、販売の伸びが鈍化したことと、創業25周年のプロモーションや研究開発費、自然災害に遭った河南省への寄付金などの支出が増えたため。

 華南と華東地区の地方都市で「潮流前線」を展開する捜於特は、新型コロナウイルス禍を機にキャッシュフロー不足に陥った。卸売事業とカジュアルブランド事業の双方とも仕入れができず、在庫販売のみになった。これにより、純損益が前年同期の2567万元の黒字から、7億9260万元の赤字に転落した。一部が債務超過に陥り、銀行口座凍結の処分を受けている。そのため、在庫商品を割引率をさらに上げて処分している。

 ゴルフウエアなどスポーツカジュアル「Bienlfdlkkb」を展開する比音勒芬は、好調を維持した。調温素材「アウトラスト」を使ったポロシャツなどが好調だった。

 「メタスバンウェイ」を手掛ける美特斯邦威は、純損益が前年同期の13億元の黒字から、8560万元の赤字に転落した。

 キッズブランド「ABCキッズ」を展開する起歩は、5632万元の赤字だった。(上海支局)