中国ブランド大手に聞く (2)海瀾之家服飾 「海瀾之家」ブランド総監 包暁氏

2021年11月25日 (木曜日)

「HLA PLUS」投入

 中国メンズ最大手の海瀾之家服飾が、新ブランド「HLA PLUS」を投入する。都市の若者のニーズに応える機能性とトレンドを追求したブランドで、日系などの海外メーカーの生地も使う。「海瀾之家」ブランド総監の包暁氏に、ブランドのコンセプトや今後の計画を聞いた。

(上海支局)

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  ――新ブランドのコンセプトは。

 上海や北京などの都市で暮らす若者のアパレルへの機能性や、個性追求のニーズに応えるメンズブランドです。デザインはユニセックスで、ややオーバーサイズで着やすいのが特徴です。

  ――メインブランド「海瀾之家」とはテイストが大きく異なります。

 海瀾之家は3、4級都市を中心に、1、2級都市でも展開しています。上海にも100店展開していますが、顧客の年齢はやや上です。

 HLA PLUSは、海瀾之家やそのほかのブランドで開拓できていなかった都市部の若い層にアプローチします。

  ――ターゲット層の年齢は。

 25~40歳になりそうです。もっとも年齢にはこだわりません。服にこだわり、美意識を持つ人が対象です。

 「都市生活」「機能性」にこだわるHLA PLUSの市場は、まだニッチかもしれませんが、今後成長していくとみています。

  ――デザインスタジオを上海に設けました。

 上海は中国でファッションが一番進んだ街で、デザイナーも集まっています。上海にデザインチームを置くことで、最新トレンドを取り入れたいと考えています。いずれはトレンドをけん引する存在になりたいです。

  ――機能性にこだわる理由は。

 都市に暮らす今の若者は、イージーケアや防水・防汚、収納性などの機能性を求めています。そのため、東レや帝人フロンティアなどの海外メーカーを含めた高付加価値の機能性生地を使っています。

 エコも重視しています。ブランドの社会的責任と消費者ニーズに応えるため、エコ素材を積極的に使っていきます。

  ――価格帯は。

 コートは1500~2千元、トレーナーは499~899元、Tシャツは299~599元です。コストパフォーマンスを重視しています。

  ――出店など今後の計画は。

 1号店を12月中旬、上海の淮海中路の百貨店「巴里春天」で、2号店を同月下旬、上海浦東新区のショッピンモール「陸家嘴L+モール」で開店します。同時にネット通販やポップアップストアを展開していきます。