繊維ニュース

帝人フロンティア/ポリエステルの領域広げる/着ていない時の機能にも

2021年11月26日 (金曜日)

 帝人フロンティアは、衣料用途でポリエステルの展開領域を広げる。これまで着用時に求められる機能に焦点を当てることが多かったが、裏毛をはじめとする厚地の洗濯乾燥時間短縮など、着ていない時の機能の訴求にも重点を置き採用拡大につなげる。22秋冬は幅広い用途でポリエステル100%の提案を増やす。

 新型コロナウイルス禍の影響などから「洗濯の回数が増え、ポリエステルのイージーケア性に対する注目度が上がっている」と話す。中でもコーデュロイやスエットといった一般的に乾きにくいと思われている衣料品などを中心にポリエステルの機能を生かすことで拡販は可能と捉える。

 ビジネスウエア分野も狙いたいとし、高吸水・速乾の「ラッカン」をドレスシャツ分野で提案する。特に婦人で需要開拓の余地が大きいとし、ポリエステル100%のドレスシャツを打ち出し、乾燥時間の短縮やノーアイロンなどのイージーケア性を訴求する。

 婦人のビジネスではセットアップも打ち出す。合繊を使ったセットアップは紳士で浸透しているものの、婦人ではこれから。旅行や出張などで防シワやイージーケアのニーズは増えると予想する。梳毛調ストレッチの「トリクシオン」などを使い、ソフトなスーツに仕上げる。

 そのほか、アウトドアウエアやカジュアルウエア、ラウンジウエアなどでもポリエステル100%の比率を高める。12月3日まで東京支社で開催中の「2022秋冬総合展」では提案商品全体の約9割がポリエステル100%と言う。総合展は大阪本社(12月10~13日)、名古屋支社(17~21日)でも開く。

〈先端材料技術展で「テナックス」など紹介/帝人グループ〉

 帝人グループは国際的な複合成形材料業界団体の先端材料技術協会が開催する「SAMPE Japan 先端材料技術展2021」に出展する。

 同展は24日~12月10日にオンラインで、12月1~3日に東京ビッグサイトで開催される。

 環境配慮型自動車の実現に寄与する複合成形材料、建築向けのハイブリッド材料「LIVELY WOOD」、炭素繊維「テナックス」、パラ系アラミド繊維「トワロン」、複合材料容器「ウルトレッサ」を紹介する。