ベトナムの製造各社/労働者確保に苦戦/受注が増える中、応募少なく

2021年12月03日 (金曜日)

 年末にかけて受注が増える中、ベトナムの製造企業の多くが労働者の確保に苦戦している。給与の引き上げや福利厚生の拡充などを行う企業も目立つが、求職者からの応募は低調な状況が続いているようだ。11月29日付「VNエクスプレス」が伝えた。

 南部ホーチミン市の清涼飲料メーカー、タン・クアン・ミン(BIDRICO)では、新型コロナウイルス感染拡大第4波前と比べて従業員が半数程度に減少した。古里に戻った出稼ぎ労働者が職場復帰を望んでおらず、人員確保に苦労している。同社のグエン・ダン・ヒエン社長は給与の引き上げを実施したと述べたが、ここまでの成果は芳しくない。

 南部ドンナイ省のアパレルメーカー、ドンナイ・ガーメント社(ドナガメックス)は全従業員の10%が職場復帰しなかったため、新たに500人を追加採用する必要がある。

 ドンナイジョブセンターのチャン・チー・トゥイ・チャム副所長によると、同省では多くの製造企業が操業再開する際に、それぞれ6千人の労働者を募集していた。省内の企業全体では現在、約5万人の労働者を募集しているという。

 ホーチミン市青年雇用サービスセンターのグエン・バン・サン副所長は、「国内の移動制限や入域規制などが省市間でばらつきがあるため、労働者は大都市に戻ることをためらっている」と指摘した。

[NNA]