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旭化成アドバンス「エコセンサー」/新たにジアセ短繊維も/21年度は20%増目指す

2021年12月06日 (月曜日)

 旭化成アドバンスは環境配慮型素材「エコセンサー」による商品開発、販売に力を入れる。2020年度(21年3月期)は新型コロナウイルス禍で苦戦を強いられたものの、21年度は20%前後の拡販を達成できるとみており、22年度はジアセテート短繊維を新たに加え一層の拡販を目指す。

 エコセンサーはキュプラ繊維「ベンベルグ」、再生スパンデックス「ロイカEF」、再生ポリエステル、同ナイロン、オーガニックコットンなどで商品化したエコ素材の総称。

 22秋冬に向けては、ベンベルグ100%やロイカEFとの交編で開発したパジャマ向けのニット、オーガニックコットン、再生ナイロン、ロイカEFを交編した部屋着向けのニット、極細(11デシテックス〈T〉)の再生ナイロン織物に極細(8T)再生ナイロンによるトリコットを貼り合わせたレインウエア向け素材、再生ナイロンとロイカEFによるお出掛け着向けベアスムースなどで商品ラインを充実させた。

 11月中旬、1年ぶりに大阪本社で開催した「エコセンサー総合展」ではナチュラル、ローインパクトをコンセプトに掲げ、スポーツ、インナー、ファッションの各部門が戦略素材をプロモートした。

 22秋冬向けからは新たにジアセテート短繊維「セルン」を加える。ベンベルグ混やウール混による紡績糸開発を進めており、独特の柔らかさ、抗ピル性能を訴求する。

 学生服(詰め襟)の製造工程で発生するポリエステル・ウール混の裁断くずをリサイクルして生産するニットの販売にも着手。ゆくゆくはリサイクルする仕組みの構築にも意欲を示している。