特集 スクールスポーツウエア(8)/トンボ/「いい服」デザインコンクール/過去最多の応募件数に

2021年12月09日 (木曜日)

 トンボは11月29日の“いい服の日”に、第12回「トンボ1129デザインコンクール」の受賞作品を専用サイトで発表した。今回の応募件数は過去最多となった昨年を大きく上回る1万9147点に。体育着デザイン部門には1160点の応募があり、土浦湖北高校(茨木県土浦市)3年の飯島彩矢さんの作品、「和を取り入れた動くための服」が最優秀賞に輝いた。

 飯島さんの作品は、和テイストながらも動きやすさを重視したデザインが特徴だ。トランスジェンダーの人も着用できるように男女で色を分けることはせず、女子向けは体のラインに沿ったフィットするデザインに仕上げた。

 同コンクールは「11月29日」の語呂合わせで制定した、2007年から進めるブランディング活動の一環。例年、表彰式とファッションショーを開催しているが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、昨年に引き続きオンラインでの発表となった。中学校、高校、中高一貫校から作品を募集。デザイン部門、プリント部門、アイデア部門から最優秀賞、優秀賞、入選作品を選んだ。