ごえんぼう

2021年12月14日 (火曜日)

 グルメ番組の人気が続いている。最近は日本テレビ系で放送されている『オモウマい店』が好評を博すと聞いた。個性的な店や人物が話題をさらっている▼安い、うまい、量が多い。この三つがそろう店の紹介が目立つ。「客が喜んでいる顔を見るのがうれしい」との声が印象に残るが、採算度外視の店が見られ、店主がアルバイトをして赤字を補填しているという話もあった▼その善しあしを論じるつもりはない。ただ、普通の店がどこか物足りなく感じることが怖い。ひねくれた見方との非難を受けるかもしれないが、安さや量への期待感が知らず知らずのうちに店を追い詰めている可能性は否定できない▼高級店は存在するが、日本の食は総じて安い。衣料品も同じだろう。原燃料高などで製造コストが上昇しているのに小売価格はなかなか上がらない。「消費者が喜んでいる」だけでは解決しないと思うのだが。さてどうする。