繊維ニュース

旭化成アドバンス 22秋冬インナー/ソフト感を前面に/フェムテック向けも

2021年12月10日 (金曜日)

 旭化成アドバンスは22秋冬向けのインナー・肌着素材で、キュプラ繊維「ベンベルグ」によるソフト感を強調した素材群や環境配慮型素材「エコセンサー」を重点的に投入する。

 22秋冬では、マイクロベンベルグや再生スパンデックス「ロイカEF」との交編でしなやかなタッチを持たせたハイゲージスムースなどの商品を充実させた。トリアセテート・ポリエステル・ロイカEF、ナイロン・綿・ロイカEFによる薄地でストレッチ素材にも厚みを持たせた。

 最近の商談では、「エコ素材をピックアップするユーザーが増えている」。このため、ベンベルグやエコセンサーによる商品開発、企画提案に重点的に取り組み、エコを求めるニーズに応えていく。

 フェムテック向けの素材を求めるニーズが強まっているため、ナイロン長繊維を中心にフェムテック向けの素材開発にも力を入れ始めた。

 2020年度(21年3月期)は新型コロナウイルス禍で苦戦を強いられた。21年度上半期は19年度上半期並みには戻らないものの、20年上半期よりも業績を回復させている。

 22年度に向けては、「この間の市況低迷からの一定のリバウンドを期待できる」(地子英昭インナー・レッグ事業部長)とみており、ベンベルグやエコセンサーによる企画提案を強化し一層の拡販を計画する。

 原燃料高騰によるコストアップを踏まえ、「値上げをお願いせざるを得ない」としており、価格転嫁にも取り組む。