ごえんぼう

2021年12月15日 (水曜日)

 「JFW―JC」「PTJ」という二つの繊維展示会が東京で開催された。生地関連の展示会では名実ともに国内最高峰と言って差し支えない▼今回の出展各社の打ち出しで目立ったのが最終製品の展示。自社製品ブランドを新規事業として立ち上げた産元、ペットウエア販売の準備を進める染工場などのほか、サンプルとしての製品展示も例年より多かった▼「アパレルに任せていても生地が売れない」との声が聞かれ、「生地の目利きができるバイヤーが減ったため」という理由も挙がった。ついに川中企業自らが最終製品を売る時代が本格的に訪れたのかもしれない▼久しぶりに会場で再会したニッター会長は、「アパレルに頼っていてはだめだというのはかなり前から指摘されてきた。生地輸出に比べて製品輸出が圧倒的に少ないことがそれを証明している」と手厳しい。時代は進み、戻り、変化する。アパレルの奮起に期待したい。