東アジア企業では初めてFFG参画/帝人フロンティア

2021年12月15日 (水曜日)

 帝人フロンティアはアパレル業界が抱える環境負荷などの課題解決を目的とする国際的なイノベーションプラットフォーム「Fashion For Good」(FFG、本部:オランダ・アムステルダム)に今年10月、東アジアの企業として初めて参画した。

 FFGは衣料品やその原料の生産、運送時に生じる環境負荷や使用済み衣料品の廃棄問題、リサイクルの仕組みづくりなどアパレル業界が抱える課題を解決するため、2017年に設立された。

 欧州を中心とする繊維・ファッション業界の企業が参画し、環境負荷低減や世界的なリサイクルのシステムづくりなど七つの重要課題に対して共同で技術開発、仕組みづくりに取り組んでいる。

 同社はこれまで培ってきたリサイクル技術を用い、使用済み衣料品や繊維くずを原料としてプラットフォーム内でリサイクルされるポリエステルチップの品質評価、このチップを使用する原糸の製造、品質評価などを実施する。