ごえんぼう

2021年12月17日 (金曜日)

 童謡『たきび』が生まれたのはちょうど80年前。筆者が子供の頃、〈♪たきびだ/たきびだ/おちばたき〉は冬の日常だった▼学校からの帰り道、遊びの途中、近所の庭先や公園でおちばたき(落ち葉を使ったたき火)を見つけると友達と駆け寄った。火にかざした指先がじんわり温まる。焼き芋をごちそうになることもあった。わが家では一斗缶でおちばたき。灰は肥料として家庭菜園にまかれた▼安全性や煙の問題などから、普段の生活でたき火を見掛けなくなって久しい。保育園で〈♪かきねの/かきねの~〉と歌っていた息子。10年経った今や「おちばたき」と聞いてもピンとこない。焼き芋はスーパーやコンビニで買えばいいと言う▼当時を懐かしんでいると、テレビでたき火を特集していた。静かなブームらしい。キャンプ人気の延長のようだが、炎をじっと見つめ癒されている様子。たき火も時代を反映するのか。