東洋紡ユニプロダクツ/接触冷感生地を軽量化/寝装以外のアイテムへも

2021年12月17日 (金曜日)

 東洋紡ユニプロダクツのライフスタイル事業部寝装グループは、22・23春夏向けで、軽量化した超高強力ポリエチレン繊維「ツヌーガ」使いなどの接触冷感生地を提案する。掛けふとんをはじめ、アイマスク、ネッククーラーなど、現状の主用途の敷パッド以外のアイテムへも広げる。

 ツヌーガは比熱や熱伝導性が高く、皮膚の熱を吸収・拡散させる特性を持っていることから接触冷感性のある生地が作れ、軽さも特徴に挙がる。現状は敷パッドに使われることが多い。新たに提案する軽量化した生地は、敷パッドと同じ220デシテックス使いながら組み合わせる糸の選択や、薄い天竺編みにするなどしてさらなる軽さを追求した。

 軽量で比較的低コストの特殊ポリエチレン繊維「コールドアイスEX」使いの生地も打ち出す。

 接触冷感生地はほかに、高分子量ポリエチレンとレーヨンによる特殊複合紡績糸で毛羽が少なく、接触冷感性と吸水性に優れた「アイスデラックス」、独自の紡績技術で毛羽を抑えて接触冷感性を高めた綿100%「メンズクール」、ナイロンフィラメントを使用して高吸湿ファイバーを配合した「シルキーアイス」も提案する。