中国デザイナーズブランド・  インキュベーターに聞く(2) 「ダダショー」創始者 葉琪崢 氏

2022年01月06日 (木曜日)

販売機能強みのショールーム

 「ダダショー」は、国内外のデザイナーズブランドを取り扱う大手ショールームだ。セレクトショップへの販売代行機能を強みとしている。創始者の葉琪崢氏に、これまでの歩みや商況を聞いた。(上海支局)

                    ◇     

  ――ダダショーは、上海ファッションウイークの公式ショールームです。

 当社が予約販売会を初めて開いた2014年は、まだ公式イベントではありませんでした。同業の「時堂」と「オンタイムショー」も、同年にトレードショーを初開催した段階でした。15、16年と順調に出展ブランド、来場者数を伸ばし、17年4月に公式イベントに認定されました。

  ――地場デザイナーズブランドの台頭に合わせ、ショールームも増えています。

 公式イベントはこれまで七つでしたが、21年から九つになりました。

 九つともショールームと呼ばれていますが、それぞれ特徴が違います。われわれは、セレクトショップへの販売代行機能を特徴としており、欧州のショールームに近いモデルです。ブランドから徴収する手数料を主な収益源としています。時堂やオンタイムショー、「モード上海」はトレードショーの要素が強い。「レーベルフッド」や「ノット」は厳選した国内ブランドの成長を支援するスタイルです。

  ――21年10月に開いた予約販売会は盛況でした。

 70ブランドが参加(国内50、海外ブランド20)しました。ただ新型コロナウイルス禍の後、異常に盛り上がった20年10月と21年4月のイベントに比べると、やや落ち着いた内容でした。21年下半期から中国経済が減速したことや、一部地域で新型コロナの感染が広がったことが要因です。来場したセレクトショップ関係者も、新規がいつもに比べて少なかったです。

  ――取引しているセレクトショップの数は。

 華東地区を中心に全国2千店弱です。1千余りと常に取り引きをしています。沿海部の大都市の1級都市だけでなく、地方の2~5級都市のショップまでカバーしています。最近は2、3級都市の販売が好調です。

  ――好調な海外ブランドは。

 韓国ブランドが良いです。イタリアブランドは新型コロナ禍後納期が長引き、厳しくなっています。