年頭所感/オンワードホールディングス/三陽商会/グンゼ

2022年01月06日 (木曜日)

〈社員の個性生かし、消費者中心の経営へ/オンワードホールディングス 社長 保元 道宣 氏〉

 オンワードグループは、昨年4月に中長期経営ビジョンを策定した。2030年度に向けた五つの戦略「アパレルセグメントのビジネスモデル改革」「ライフスタイルセグメントの成長の加速」「多様で個性的な人財が活躍できる企業への進化」などを掲げ、時代に合わせた変革と成長の実現に向けて積極果敢に取り組む。「ヒトと地球(ホシ)に潤いと彩りを」というミッションステートメントを胸に刻み、“社員の多様な個性を生かしたお客さま中心の経営”に全社一丸で取り組む。

〈守勢から攻勢へ/三陽商会 社長 大江 伸治 氏〉

 今期(2022年2月期)は2年タームの「再生プラン」の最終年度であり、実行してきた事業構造改革の成果を踏まえ、確実に黒字化を実現することを基本方針に掲げている。昨年10月以降、緊急事態宣言も解除され市場正常化の進展に伴い、売り上げもほぼ計画通りの水準まで回復し、最終黒字での着地が見込める展望も開けている。来期からは再生プランを通じて築き上げた基盤をベースに、「守勢から攻勢に転じる」新たなフェーズに移行する。

〈新中計が始動/グンゼ 社長 佐口 敏康 氏〉

 今年は2030年度を見据えた新たな中期経営計画の初年度になる。新中計では利益拡大に向けた事業活動に加え、持続可能な社会を目指す活動を展開する。経済的利益と社会的利益を両立させることが必要となる。計画を推し進めるに際し「新しい価値を創造し『ここちよさ』を提供することで、持続可能な社会の実現に貢献します」という“2030年ビジョン”を掲げる。「変革と挑戦」をキーワードに、サステイナブル経営の視点を持ち、諸課題への対応をスピード感をもって実行する。