明石SUC/小学生服の販売堅調/主力ブランドの評価高く

2022年01月07日 (金曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(SUC)は小学生服で、主力ブランド「富士ヨット小学生服」や人形玩具「リカちゃん」をモチーフとする女子学生服「リカ富士ヨット」などの販売が堅調に推移する。ニットの給食着や抗ウイルス加工を施したウエアなども販売を増やしており、来入学商戦に向けても部門売上高は増収基調だ。

 富士ヨット小学生服やリカ富士ヨットはブランドの認知度や耐久性など機能性の高さから安定した受注を得ている。営業本部の江藤貴博スクール第一販売部長は「安かろう悪かろうではなく、品質の良い商品を買う意識が広がっている」と指摘する。

 給食着では生徒間で使い回すのではなく、個人が購入するケースが増えている。このことから、従来の織物製に比べてシワになりにくいニット製給食着の販売量が増加傾向にある。

 ニット製のシャツ「ラクポロ」もイージーケア性が好評。新型コロナウイルス過で衛生意識が高まる中、ハイブリッド触媒「ティオティオプレミアム」加工で抗菌や消臭機能を付与したウエアも堅調に売り上げを伸ばしている。

 性的少数者(LGBTQ)への配慮で、中学校で制服のブレザー化が加速している。小学校ではまだ目立った動きはないが、江藤スクール第一販売部長は「今後を見据え、策を考えていく必要がある」と話す。