ごえんぼう

2022年01月11日 (火曜日)

 米国映画界では白人ではない役柄を白人俳優が演じることをホワイトウオッシングと呼ぶ。「うわべを飾る」「隠す」などの意味があり、批判を受ける作品は多い▼ホワイトウオッシングを元にした造語にグリーンウオッシングがある。環境に配慮しているように見せるだけで実態がないことを指す。1980年代半ばから使われだしたとされ、SDGsウオッシングという言葉も生まれている▼低賃金労働を強制するグローバル企業などのほか、時としてファッションブランドも非難の対象になる。日本では大きな問題になっていないが、広告に事業とは関係のない自然の写真を使うのも駄目という考えがあり注意が要る▼大手広告代理店はウオッシング回避には〈事実よりも誇張した表現〉〈意味が規定しにくいあいまいな表現〉は〈避ける〉べきと説く。企業を見る目は厳しい。言葉をおろそかにしてはいけない。報道機関もまた然り。