ユニフォーム最前線 担当者に聞く 2021 (14)カイタックトレーディング ユニフォーム営業部 営業部長代理 谷英樹 氏

2022年01月14日 (金曜日)

高感度商材の提案強める

 ――直近1年間の商況は。

 新型コロナウイルス禍の影響によって、ワーキング、オフィスサービスウエアともに厳しい1年でした。ワーキングは、同感染症に加えて天候不順の影響も受け、電動ファン(EF)付きウエアの販売が苦戦しました。オフィスサービスは新型コロナ禍前の2年間に注文が多かった反動もあり、備蓄中心のアパレルの生産調整が急激に進んだことから販売が伸び悩みました。

  ――新型コロナ禍が長期化する中、今後の見通しは。

 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が解除された昨年10月以降の動きを見ても、回復に向かっているとは言えない状況です。同感染症の影響を受けた働き方改革から、ユニフォーム自体の見直しが必要かと思います。売れ筋、トレンドを発信できるように、素材や企画面で新しい切り口の提案を進めます。

  ――今年度の方向性を教えてください。

 生産背景の見直しと企画提案力の強化に取り組みます。加工料、物流費などのコスト上昇により、縫製、素材面の見直しが必要となっています。

 縫製面ではベトナムの協力工場での取り組みを軸としながら、新たに第3国を含めた生産背景を構築していきます。企画面では国内、海外での差別化素材の開発に注力し、高感度商材の提案を目指します。実績が少ないメディカル・介護分野にもアプローチしていきたいですね。

  ――アフターコロナに向けた変化は。

 ユニフォームビジネスはトレンド、流通、リスクの取り方、備蓄の方法も変わっていき、今までとは違うビジネスモデルを作っていかなくてはならない時期が来たと感じています。大量に在庫を積む時代は終わり、在庫を持たなくても良い小ロット短納期の仕組み作りが必要と考えています。

 今後、中国の自社工場、ベトナムの協力工場の供給力を高めるとともに、グループ内や異業種からの情報・ネットワークも活用しながら変化に対応していきます。

  ――ユニフォーム業界活性化に必要な課題は。

 衣料品の環境対応の重要性が問われていくと思いますが、業界としても取り組んでいかなければならない課題だと思います。

(毎週金曜日に掲載)