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篠原テキスタイル/サステ生地拡充/ウガンダの有機綿などで

2022年02月01日 (火曜日)

 デニム製造の篠原テキスタイル(広島県福山市)は、ウガンダのオーガニックコットン使いなどサステイナビリティーに向けた生地を拡充している。原着わたを使った生地の提案も進め、環境負荷の低減に貢献する。

 サステイナブル中心に新商品を投入し、今後も成長を目指す。最近は泉州産地のタオル製造卸のネットワークを活用し、ウガンダのオーガニックコットン使いの生地を開発。「むらが少なく上品な風合い」で、奇麗めのゾーンなどに向けて訴求する。

 同商品の販売で現地の低賃金労働の解消、オーガニック認証の取得など将来的な貢献も視野に入れる。会員制交流サイト(SNS)「インスタグラム」で紹介し、既に「スワッチの依頼などが増えている」。

 レンチングのHWMレーヨン短繊維「テンセル」モダールをインディゴで原液着色したデニム用原綿も活用。同素材は紡績以降の工程で染色が不要で、水の使用量やCO2排出量などを削減できる。精製セルロース繊維「テンセル」リヨセル、和紙などと混紡したさまざまな生地のバリエーションをアピールする。

 他産地と連携したデニム以外の生地も強化。ふきん(蚊帳)生地などを製造する奈良県の織布工場に糸を提供し「世界最軽量ダンガリー」を開発。羽織物向けなどに提案する。

 地元企業との連携、企業とのコラボレーション企画「シノテックス」も引き続き推進。同ブランドは、昨年12月に福山市から「福山ブランド」の認定を受けるなど認知度が向上している。

 2022年3月期は環境の持ち直しに加え、受託生産が堅調で、前期比増収となりそうだ。「新型コロナウイルス禍前の実績を超える可能性もある」(篠原由起新規事業開発リーダー)状況で、3カ月先まで予定が入っている。