山陽染工/MUで加工技術PR/輸出比率向上目指す
2022年02月21日 (月曜日)
染色加工の山陽染工(広島県福山市)は1、2日にイタリア・ミラノで開かれた服地見本市「第34回ミラノ・ウニカ(MU)」に出展し、染色技術や環境負荷を低減した加工などをPRした。
セレクトショップ「パリゴ」を運営するアクセ(同尾道市)が監修するデニム製品の産地ブランド、「ジャパンデニム」の一員として出展。日本の品質、サステイナビリティーとともに進化した生産力、加工をテーマに、オーガニックコットンや再生繊維使いの生地や薬剤などの使用を削減した環境に優しい加工を披露した。
複数の濃度で色を抜くことで複雑な柄を表現する「段落ち抜染」など、独自の技術もアピール。ブースにはイタリアを中心に81社のバイヤーの来場があり、同社は55社からのサンプルのピックアップがあった。今後はこれらのフォローとともに新加工の開発を進め、海外輸出比率の向上につなげる。
MUへの出展は2年ぶり2回目となる。ジャパンデニムのブースでは同社のほかに、ロープ染色の坂本デニム(福山市)とデニム製造の篠原テキスタイル(同)が生地や加工技術を訴求した。




