中国工業・情報化部など/生物由来・生分解性の拡大へ/化繊発展の指導意見発表

2022年04月26日 (火曜日)

 【上海支局】中国工業・情報化部と国家発展改革委員会はこのほど、「化繊工業の高品質化発展についての指導意見」を発表した。生物由来・生分解性素材の生産拡大など、2025年までの業界の方針を示した。

 同意見の主要目標は、エコロジー関連が目立つ。「エコな生産体系を改善し続け、エコ繊維の比率を25%以上に高める」「生物由来と生分解性の化繊の生産量を毎年20%以上増やす」「廃棄された資源の再利用のレベルと規模を拡大し、業界の二酸化炭素排出量を減らす」などとした。

 過剰生産が続く業界だが、規模以上の化繊企業の工業増加値(日本の売上高総利益に近い)は、年率5%の成長率を保ち、化繊生産量の世界シェア(現在7割)を維持する目標を示した。

 発展の原則として、「イノベーションを駆動・優位性掘り起こし」「エコ発展とリサイクル・低炭素」「構造改革・開放的協力」「繊維業界をけん引、新興産業への貢献」の四つを掲げた。

 構造改革・開放的協力では、国際的な協力を推進し、デジタル化を進め、落伍企業を淘汰(とうた)し、リーディングカンパニーを育てることで、産業の競争力を高めるととした。