東レインターナショナル/増収増益を達成/大手SPA向け低調
2022年05月30日 (月曜日)
東レインターナショナルの2022年3月期単体決算は、売上高5701億円(前期比14・2%増)、営業利益120億9800万円(12・4%増)、経常利益149億7500万円(14・7%増)、純利益110億1千万円(18・2%増)の増収増益となった。
部門別では、衣料素材はファイバーや自動車向けテキスタイルの販売が堅調だった一方、インテリア向けが苦戦し、売上高は26・2%増の641億9600万円となった。
繊維資材・物資は自動車や防護服向け、皮革関連が堅調で、全体では16・9%増の526億1400万円となった。
アパレルは、スポーツ、アウトドア、カジュアル向けが堅調に推移したものの大手SPA向けが低調で13・1%減の1388億2100万円だった。
複合材料・機材は航空機向けで苦戦を強いられたものの、スポーツや産業、コンポジット部材が堅調だった。機器販売では、グループ向け設備機器が低調に推移したものの、全体では3・1%増の659億7600万円となった。
23年3月期では売上高6274億円、営業利益129億円、経常利益172億円、純利益133億円を見込む。