防ダニ性能試験方法/通過防止試験が追加/JIS改正でISOと整合化

2022年06月01日 (水曜日)

 繊維製品の防ダニ性能試験方法の日本産業規格(JIS)がこのほど改正された。新たに通過防止試験が追加され、国際標準規格(ISO)と整合化された。通過防止試験はボーケン品質評価機構が開発したボーケン法がベースとなっており、今回のJIS改正にもボーケンが参画している。

 これまで防ダニ性能試験方法のJISは「JIS L1920:2007 繊維製品の防ダニ性能試験方法」があり、ダニが試験片に近づきにくいかを確認する忌避試験と、ダニが試験片上で増殖しにくいかを確認する増殖抑制試験で構成されていた。

 2019年に国際標準規格として「ISO21326:2019 繊維製品の防ダニ性能試験方法」が発効。忌避試験と増殖抑制に加えて、生地の目開きを小さくすることでダニが物理的に出入りしにくいかを確認する通過防止試験が規格試験内容に追加された。

 現在、世界貿易機関(WTO)加盟国は「貿易の技術的障壁に関する協定」(TBT協定)によって国内規格と国際規格を整合化することが義務付けられている。このため防ダニ性能試験方法のJISも改正作業が進められ、ISOと同様に通過防止試験を追加した「JIS L1920:2022 繊維製品の防ダニ性能試験方法」が発効した。

 今後、カーペットなどインテリア製品、ふとん側地やマットレス用生地などで改正JISに基づく防ダニ性能試験が利用されることになる。