独の三つの国際見本市/多くの来場を集め閉幕/多様な製品・サービスに注目

2022年07月08日 (金曜日)

 繊維産業に関連する三つの国際見本市がこのほど、ドイツのフランクフルト国際見本市会場で開催された。3見本市には合計で2300社が出展し、さまざまな製品やサービスが提案された。会期中に世界117カ国・地域から約6万3千人が訪れ、来場者の満足度も平均91%と高評価が得られた。

 開催されたのは、産業用繊維と不織布に関する国際専門見本市「テクテキスタイル」、縫製機器と関連加工技術の国際専門見本市「テックスプロセス」、ホームテキスタイル・コントラクトテキスタイルの国際見本市「ハイムテキスタイル・サマースペシャル」で、会期は6月21~24日。ハイムテキスタイルの夏開催は今回のみ。

 テクテキスタイルとテックスプロセスでは、サステイナブル素材と加工技術、自動化・デジタルプロセス、イノベーションなどを見ることができた。同時にさまざまな情報を発信する「テクテキスタイルフォーラム」「テックスプロセス・フォーラム」も行われた。

 ハイムテキスタイル・サマースペシャルは、1月に開催される通常のハイムテキスタイルと比べると小さな規模での実施だった。来場者はペットボトル再生繊維やフェアトレードの天然繊維、生産工程全体を追跡できるQRコード付きのテキスタイルまでさまざまな製品に触れることができた。

 次回、ハイムテキスタイルは2023年1月10~13日に、テクテキスタイルとテックスプロセスは同4月23~26日に開催される。