ニッセンケン/ITFでインド繊維産業を紹介/インド評価機関と共同で
2022年07月19日 (火曜日)
ニッセンケン品質評価センター(ニッセンケン)は、20日から東京都渋谷区のベルサール渋谷ガーデンで開催されるインドのアパレルとホームファッションの展示商談会「第10回インドトレンドフェア東京2022」(ITF)に、インド政府繊維省テキスタイルコミティと共同で出展する。
テキスタイルコミティは、国営の繊維を中心とする評価機関。法令の整備やインドへの輸入品の試験、伝統的繊維産業の保護、繊維製品産業の拡大など、多くの役割を果たす。ニッセンケンとは、2021年1月に繊維製品の品質向上などに関する覚書を締結しており、今回が初の共同出展だ。
日本ではテキスタイルコミティの認知度はまだ高くなく、役割や位置付けなどを説明する。再生ポリエステルや水の使用を抑制して作ったデニムをはじめとする環境対応素材、高機能素材、産業資材、小ロットなど、インド繊維産業の現状・対応力を紹介する。
ニッセンケンはインド・ジャイプルに拠点(事業所)を持つが、展示商談会では、単に事業所をアピールするのではなく、インドに関する情報発信に重きを置く。「インド繊維産業のことを全て分かっている日本企業は少ない。テキスタイルコミティはさまざまな情報を持っているので活用してほしい」と話した。