東レ23秋冬スポーツ素材/輸出中心に拡販/バイオ原料100%ナイロンに引き合い
2022年08月02日 (火曜日)
東レのスポーツ・衣料資材事業部は23秋冬のスポーツ素材企画を「サステイナブルを軸に組み立てる」(大塚潤スポーツ・衣料資材事業部長)。バイオ原料100%使いで開発したナイロン510「エコディアN510」を前面に秋冬商戦に臨んでおり、2022年度は輸出中心の拡販を計画する。
新型コロナウイルス禍で苦戦が続いたものの、21年度はアウトドア向けや生地輸出が好調で新型コロナ禍前の19年度販売量を上回ったという。22年度も拡販を計画しており、輸出が全体をけん引するとみている。
23秋冬に向けては、環境配慮型素材のバリエーション拡充に取り組んでおり、特にバイオ原料100%で開発したエコディアN510が国内外から注目されていると言う。このほか、部分バイオナイロン「エコディアN610」、白度やトレーサビリティーにこだわって開発したペットボトル再生繊維「&+」(アンドプラス)の販売を伸ばす。アンドプラスでは短繊維もラインアップする。
7月中旬に開いた23年秋冬向けのスポーツ素材展では、最近のキャンプブームを追い風に難燃アクリルを混紡した「ナフレム」が引き合いを集めた。新たにLOI値(限界酸素指数=値が高いほど燃えにくい)26をクリアする生地を「ナフレムOD」ブランドで投入。ウエアだけでなくグッズやテントなどへも用途を広げる。
春夏の人気素材「ドットエア」も引き合いを集めており、23秋冬ではより軽量化したタイプ、アンドプラス版を打ち出す。ドットエアは特殊なポリエステル原糸と織物構造をベースに特殊加工を施したメッシュ調の高通気素材。スポーツだけでなくセレクトショップのセットアップなどでも広く採用されている。
日本では低迷が続いているスキー・スノーボードウエア向けの販売増にも期待を示しており、「今年は欧州向けも復活」し、中国向けでも拡販を計画する。




