インドネシア/稼働率が70%に回復/コロナ打撃の繊維産業

2022年08月04日 (木曜日)

 インドネシアのアグス産業相はこのほど、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で低下していた繊維・繊維製品産業の工場稼働率が70%まで回復したと明らかにした。2021年は60%未満に落ち込んでいた。新型コロナ流行前の水準に戻りつつある。

 アグス氏によると、上半期(1~6月)の繊維・繊維製品の輸出額は、既製服や繊維糸を中心に前年同期比28%増加した。21年の輸出額は130億2千万ドルだった。

 同業界の投資額も上半期に6・4%増加した。就労者数は365万人で、製造業全体の18・8%を占めるという。

 繊維・繊維製品産業は、政府が18年に発表した「インダストリー4・0」導入に向けたロードマップ(行程表)「メイキング・インドネシア4・0」の優先分野の一つ。同産業は、25年に国内需要の大部分を満たすことや、年率15%の輸出成長率を目指す。30年に機能性衣料品の生産で、世界トップ5を目標としている。

 アグス氏は、「繊維・繊維製品産業のメイキング・インドネシア4・0に向け、材料の流通改善、変革を推進するマネジャーの研修など、いくつかの活動は始まっている」と述べた。

[NNA]