UTC、シキボウ合同展/生分解性繊維などで共通ブランド/全てコラボ商品

2022年08月31日 (水曜日)

 ユニチカトレーディング(UTC)とシキボウは、両社共通ブランド商品として生分解性ポリエステル短繊維「ビオグランデ」とコラーゲン配合繊維「ウルリスト」を打ち出す。今日31日から9月2日までシキボウ本社ビル(大阪市中央区)で開催する合同展示会で披露する。同展示会は今回で2回目となるが、今回展では提案商品の全てがコラボレーション商品となるなど両社繊維事業の連携が加速している。

 ビオグランデは土中だけでなく海水中での生分解性も確認した。このためマイクロプラスチックによる海洋汚染の軽減に貢献する。ウルリストは魚鱗由来コラーゲンを練り込んだレーヨン短繊維とUTCの抗フィブリル化処理リヨセル繊維「シルフKF」を混紡したもので吸湿性や発色性に優れる。天然由来のサステイナブル素材として打ち出す。

 シキボウグループの新内外綿が取り組む繊維廃材のアップサイクルシステム「彩生」でもUTCとの連携を進める。UTCが回収した繊維廃材を反毛して紡績糸に再生するほか、彩生によるリサイクル糸とUTCの太陽光遮蔽(しゃへい)性クーリングポリエステル長繊維「サラクール」を組み合わせたニット製品も披露。リサイクル糸使い製品の高付加価値化を提案する。

 そのほか、UTCの特殊複重層紡績糸「パルパー」を使ったシキボウの校倉(あぜくら)造構造織り組織高通気生地「アゼック」、UTCのシルフKFにシキボウの経血対応消臭加工「フェミュー」を組み合わせたフェムテック向け生地など両社のプロジェクトチームが開発したコラボレーション商品を多数披露する。

 UTCのインドネシア紡績子会社であるユニテックスで生産した糸をシキボウのインドネシア子会社であるメルテックスで製織・染色加工した生地や、UTCの機能性合繊長繊維をシキボウの台湾協力工場で生地にしたもの、シキボウの米綿・極細アクリル混紡糸「ウインターコットン」をUTCの中国子会社でフランネルに織ったものなど両社の海外オペレーションでの連携も加速している。

 9月7~9日にはプラザマーム浜町(東京都中央区)で東京展も開催する。

〈オンライン展でフェムテック加工を紹介/シキボウ〉

 シキボウは31日~9月2日に開催されるDMM.com主催の健康関連サービスのオンライン展示会「ウェルネス&ととのうEXPO」に出展する。1月に女性従業員で結成したフェムテックプロジェクトチーム「ミチ」が開発した経血対応消臭加工「フェミュー」や経血対応防汚加工「ノアード」などフェムテック加工を紹介する。オンライン展示会の公式ページ(https://online-event.dmm.com/main/page/wellness2208/)から来場登録が可能。参加費は無料。