トンボ/「アンダーアーマー」展開へ/23年から学販スポーツで

2022年09月02日 (金曜日)

 トンボは、来春からスクールスポーツで米国の大手スポーツ用品ブランド「アンダーアーマー」の展開に乗り出す。7月にアンダーアーマーの日本総代理店のドーム(東京都江東区)とサブライセンス契約を結んだ。今月から販促を本格化し、初年度となる2023年の入学商戦には100校、10万点の販売を計画する。

 学校や生徒からの要望が多様化する中、アンダーアーマーとコラボレーションすることで「これまでなかった新しい価値を創造し提供していく」のが狙い。同社は自社ブランド「ビクトリー」と、ライセンスブランド「ヨネックス」を中心に展開しているが、テイストが異なるアンダーアーマーが新たに加わることによって「相乗効果を出しながら学校へアプローチをかける」。

 「機能×着心地×デザインを学生のスポーツシーンに」をコンセプトに、アンダーアーマーがこれまで培ってきたノウハウを駆使した機能性を持つ商品開発に取り組む。「着ているのを忘れるかのような快適な着心地」「無駄をそぎ落とし、アスリートの動きを妨げないカッティングとシルエット」といった、ブランドの特徴を出した開発を進める。

 23年のデザインテーマとして「アイコニックスタイル」を掲げ、カムフラージュ柄やシンプル、モノトーンをスタイリッシュに表現。昇華転写プリントも活用しながら、流行を取り入れながらも長く愛される伝統的で普遍的なデザインや、着用者のモチベーションを高めるような工夫を取り入れる。商品の詳細は11月に発表する予定。

 国内の自社工場と中国の協力工場で生産。素材や付属類は、デザインやカテゴリーによって国内製と海外製を使い分ける。

 トンボのスクールスポーツ事業の売上高は、グループの瀧本(大阪府東大阪市)と合わせ、64億5千万円(21年6月期)で、スクールスポーツ市場では菅公学生服の109億円(21年7月期)に次ぐ事業規模。22年6月期は前の期比5%の増収を見込む。学生服メーカーはここ数年、自社ブランドを強化する姿勢が強まっていた。トンボのアンダーアーマーの展開によって、各社のライセンスによるスポーツブランドの販売戦略が再び見直される可能性がある。