ダイワボウレーヨン/島根・広島県知事/益田工場を視察
2022年09月20日 (火曜日)
ダイワボウレーヨンの益田工場(島根県益田市)にこのほど、島根県の丸山達也知事、広島県の湯﨑英彦知事が視察に訪れた。両県が毎年行う交流会議の一環で、両知事に加え、中国経済連合会の清水希茂会長、島根県商工会議所連合会の田部長右衛門会頭はじめ両県の経済界からも多くが訪問した。ダイワボウレーヨンの福嶋一成社長、庄野栄作取締役工場長や大和紡績の有地邦彦社長が出席し、ダイワボウレーヨンの概要説明に加え、工場見学も行われた。
今回の視察では「益田工場で生産するレーヨン短繊維は、中国山地の豊富な森林資源を有効活用し、日本製紙の江津工場(島根県江津市)で溶解パルプとなり、当社の益田工場で繊維化する。その面で地場に密着した事業であり、日本では唯一のレーヨン短繊維工場である」(福嶋社長)ことを説明。益田工場で生産したレーヨン短繊維が国内外の幅広い用途に採用されていることを紹介した。
レーヨン短繊維が時代に合致したサステイナブルな繊維である点に加え、エネルギー転換の検討やリサイクルの研究開発などさらに環境対応を強化している姿勢も示し「当社ならびにレーヨン短繊維に関心を持ってもらえたのではないか」と言う。
世界最大のレーヨン短繊維メーカーであるオーストリア・レンチングが国と連携して研究開発に取り組むことを紹介し「当社も自治体とも連携しながら研究開発、CO2削減などに取り組んでいきたい」と話した。