東レ/樹脂選定アシスト/下半期からDXサービス

2022年09月29日 (木曜日)

 東レは人工知能(AI)を活用し樹脂製品に関してこれまで培ってきた各種データをもとにマテリアルズ・インフォマティクス(MI)技術で物性データを予測するDXサービスの提供を下半期から開始する。顧客の最適な樹脂選定をアシストするとともに、樹脂材料を短期間で提供することで顧客の製品開発のスピードアップに貢献する。

 従来の樹脂材料開発は熟練した研究者の知識と経験、インスピレーションにより配合処方を作成し、実験検証により試行錯誤を繰り返すという流れで行われてきた。これでは長い時間を要するため、素材開発の効率化が求められていた。

 同社は長年にわたる樹脂材料開発で質の高いデータを多量に保有している。これらにAIを活用し過去の蓄積データから最適な配合処方を予測することで予測モデルの精度を大幅に向上させ、加えて膨大なデータから効率的に物性を予測する独自の物性予測システムを構築している。

 今回、このシステムを社外向けデータベースに組み入れ、顧客が要求特性をシステム上に入力するだけで同社製品、開発品、予測品の特性、提供可能性を知ることができる樹脂材料データベースを開発した。

 下半期からこのDXサービスを開始し、顧客の課題に最適なソリューションを提供することで顧客価値の向上に貢献する。今後はリサイクル性、材料使用時のCO2排出量データなどの提供も行い顧客のカーボンニュートラルに貢献する。