帝人/安定収益確保に向けて抜本的対策
2022年11月29日 (火曜日)
帝人はこのほど大阪でメディアとの懇親会を開催した。内川哲茂社長は減収となった2022年度上半期(4~9月)決算を踏まえながら「安定した収益確保に向けて抜本的な対策に取り組む」ことを強調した。
同社は今期が3カ年中期経営計画の最終年度だが、目標の達成が困難な状況となっている。内川社長は「この3年間、成長基盤の確立を目指して積極的な投資を進めてきたが、海外での想定を超えた労働需給逼迫(ひっぱく)など外部環境が悪化している」と指摘。来期から始まる次期中計では「まずは目の前の収益悪化を止めるために、戦略を見直す」と話す。
その上で「当社は、“未来の社会を支える会社になること”を使命としている。グループにさまざまな事業を持つ多様性を生かし、今後もこの目標に向けて取り組む」との考えを強調した。