『AFF大阪2023』/出展企業ピックアップ(11~13日、マイドームおおさか)後/上海鶴山針織服装/威海芸豊泰貿易/威海奕恒紡織服装/大連富美服装/広州達旺服装/イ坊海川紡織服装
2023年04月06日 (木曜日)
〈上海鶴山針織服装/ミャンマー、バングラで生産〉
1994年に創業した編み物製衣類のメーカー。工場は中国・上海市金山(工員約250人)とミャンマー(約850人)、バングラデシュ(約800人)にある。生産アイテムはジャケット、トレーナー、パンツ、スカートなどさまざまだ。生地開発力と生産技術の高さが強み。
国別売り上げ比率は、日本60%、欧米10%、中国内販30%。ここ数年の日本向けの年間売上高は約1億5千万元。
今回展には、レディースをメインに出展する。涼感や吸湿速乾、UVカットなどの機能性を訴求する。
〈威海芸豊泰貿易/コートやダウンウエア披露〉
アウターの貿易会社。山東省威海と同省内陸部の協力工場で生産している。メインアイテムは、織物製ウールコートとダウンウエア。
主に日本向けを手掛けている。新型コロナウイルス禍が始まって以降、既存顧客の発注量が小さくなっているため、今回展で大ロットの顧客を開拓したい考えだ。将来は日本に事務所を構え、顧客フォローを計画する。
今回は、レディースをメインに打ち出す。複合材料使いなど、差別化した生地を使ったダウンウエアを出展する。
〈威海奕恒紡織服装/婦人セーター訴求〉
2019年に設立したセーターのメーカー。工場は山東省威海にある。月産能力は3~4万着、工員数は30人強。編み機を20台導入している。3~12ゲージに対応する。
国・地域別売り上げ比率は、日本70%、欧米30%。日本向け開拓のために、展示会などで同業他社との情報交換に努めている。
今回展では、混紡使いをメインとしたファッション感度の高いセーターをアピールする。
〈大連富美服装/日本向け婦人セーター〉
レディースセーターの日本向け専業メーカー。強みは、製品の品質の高さとQR。直貿と商社経由の2本立てで展開している。
顧客はカタログ通販から百貨店アパレル、量販店などさまざまだ。高級ゾーンからボリュームゾーンまで、幅広い価格帯に対応している。
今回展では、優良顧客の開拓を狙う。シンプルかつおしゃれなデザインで、ターゲットが明確な製品を打ち出す。
〈広州達旺服装/シフォン使いのワンピースなど〉
輸出向けのレディースとキッズウエアを生産するメーカー。工場(広東省広州市番禺区)の敷地面積は1万平方メートル強で、100人強の従業員を擁する。輸出先は欧米、日本、韓国などで、欧米系の大手カジュアルSPAやメンズブランドとの取り引きを近年拡大している。
生産アイテムは、織物と編み物使いのワンピース、ジャケット、コート、パンツなど。研究開発部隊が毎シーズン、独自の製品を開発している。
日本向けはここ数年、横ばいだ。今回展では、ポリエステルのシフォンや、綿使いのワンピース、ジャケットで、新規顧客の開拓を図る。
〈イ坊海川紡織服装/多彩な生地でカジュアル〉
カジュアルウエアをメインに生産するメーカー。年産能力は50万着で、生産アイテムは織物製メンズ、レディースウエア。生地はデニムからコーデュロイ、綿・麻使いなどさまざま。厳格な納期と品質管理、小ロットに柔軟に対応できる点が強み。
日本とイタリア向けを展開している。売上比率は日本80%、イタリア20%。コロナ禍の中、21年売上高は320万ドルだったが、22年は350万ドルと拡大している。
同展にはこれまで4回出展。今回は、得意のカジュアルウエアを打ち出す。
(おわり)